ハンディを持って生まれてくる子は”救世主”

鎌倉にて、親子が繋がり子育て中のママをサポートする親子サロン Criative Studio Cherish主宰。

親子セッション2,200組以上、講座・ワークショプの総動員数1,500組以上の実績をもとに、多くのママたちを様々な方法でサポート中。

今のお仕事について

セラピストとして産婦人科で妊娠中のお母さんに、お腹の子どもとの対話という架け橋をやったり、お母さんの心のメンテナンスやチャイルドセラピスト養成講座など、親子関係のことを多くやっています。

 

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デザイナーとして独立した後に子どもが産まれて、ベビーマッサージの講師をやっていました。

その前からヒーラーとして学んでいたので、やりながらお母さんの葛藤だったり、赤ちゃんの言いたいことが手に取るようにわかったんですね。

生まれてくる時にこういう理由で選んだとか、お父さんに対して不満があって寂しいけど僕が守ってあげるよ・・とか。

伝わってくるものがたくさんあって・・・。

それをベビーマッサージのおまけで伝えていたら、ベビーマッサージよりそっちのほうが評判になっちゃって^^

そこから講座や親子セッションが始まりました。

自分自身の棚卸し

発達障害のお子様を持つお母さん向けの講座もやっているのですが、

ハンディを持っている子っていうのは、
社会にとって今までにない考え方を手渡してくれる救世主というか、
すごく使命を持ってる子が多いのです。

私たちに、手を取り合うことだったり、いろんな個性があって社会が豊かになっているということを、伝えにきている。そういう役割を担ってくれている・・という話をしています。

お母さんは考え方が180度変わるので、子どもの想いを理解できたり、この子の持って産まれたものをより羽ばたかせてあげようって思えるようになる方が多いです。

また、

お母さん自身が自分を細かく丁寧に棚卸していくことで、『私ができなかったことを、子どもがやっていてくれてるんだ』ということに、早い段階で気付けます。

さらに、お母さんが終わったら、今度はお父さんが抑圧してきたものを、いま子どもが訂正していく機会をくれてるんだってことに気付いていくんです。

だからどんな状況でも、やっぱり子どもが親を助けに来てくれているし、社会をいい方向に導いてくれてることには、変わらないのです。

 

小さなところから向き合ってあげればいい

誰でも自分と向き合うことは、避けたい部分ではあります。でも自分のことを一番わかってあげられるのは、自分です。

スパルタをする必要は全くなく、簡単なことから自分をわかってあげればいいんです。

例えば、

”今コーヒーが飲みたいんだな”とか、

”疲れているから休みたいんだな”とか・・。

そういう小さなところから、
向き合っていけばいいんですよ。

 

子どもはお母さんの頑張りをわかってくれる

お母さんは自分に目を向ける前に、まず子どもに何かしなくちゃって頑張ります。
私はそれでお母さんが『安心』というところにいければ、いいと思っています。

いろいろやっていくことで、

『私はこういうことをしていれば、子どもを見守っていけるんだ』ということが分かります。

だから存分にやられて、お子さんの状況を見ながら緩めていくなり、多くするなりしていけばいいと思います。

どれも必要な経験ですから。

でも自分のことが整ってくると、そのあたりはとてもシンプルになっていくと思いますよ。

子どもは全部わかっています。
わかっている中で何も言わず・・というか・・。

自分の学びでもあるし、お母さんの学びでもあるから、そこは全部受け入れてくれています。
おっきいですから、愛が。

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バーストラウマ

妊婦さん向けに出産で時間がかかったり、お母さんと離れてしまうケースについてのお話するのですが、

出産が大変だと、
どうしてもお母さんとお子さんが離れるケースが多いのです。

すると、赤ちゃんにも気持ちがあるので、

それまでずっとお母さんと一緒にいたのに、どうして急に一人ぼっちなんだろうかって、思っちゃうんです。

人間て、赤ちゃんでも大人でも、誰でも”思い込み”っていうのがあります。

僕のこと、私のことが嫌いなのかな・・って、自分がダメだったからかな、自分がいい子じゃないからかな・・って、思いこんじゃうんです。

だから産んだ後の時間の方が、大事なんです。

ひとこと『こんな理由があって離れちゃったけど、あなたが嫌いでダメで離れたんじゃないんだよ』と言ってあげるだけで、違います。

気づいたときにちゃんと説明してあげれば、わかるんですよね。

そして、

その時の子どもの気持ちは、『寂しかったよ〜イヤだったよ〜』などがあるのですが、その気持ちを分かってほしい、という思いがあります。

なので『○○の時は、寂しかったんだね。イヤだったんだね』というように、気持ちをわかってあげ、寄り添うと子どもは落ち着くんですよね。

大きくなってからでも大丈夫ですよ。

その時の思いっていうのは残っているので、本当の理由を伝えてあげると、子どもの中の勘違いがポロっととれ、生きるのが楽になったりするんです。

たまっていく罪悪感

例えば、

お母さんが子どもに理不尽に怒ってしまうって、いっぱいあると思うんです。

お母さんも人間だから。

その時お子さんにね、
『ママこういう理由で怒ったんだよ。あなたがダメでキライで怒ったんじゃなかったんだよ。』って、

後から落ち着いた時にでも話してあげると、そこで勘違いを積まないのです。

子どもにしてしまったことは、お母さんにも罪悪感としてたまっていく。

それがたくさんあると、何かするときに重くって、進んでいけないのです。

その罪悪感をためないためにも、

『こういう理由だったんだよ』ということを伝えていくことで、子どもだけじゃなくて、お母さん自身も楽になっていくと思います。

お母さんも子どもに何か問題が起きたりすると、

『私が至らないから』とか、
『私が産んだから』とか。

いろんな想いを持ってしまいがちですが、

まずはその罪悪感を少しづつ溶かしていくことだと思います。

罪悪感は、子育てをより苦しくしたり、さらにその子をどうにかしようという力が働いてしまいます。

その前に、

『自分の中にこんな気持ちがあったんだ』
『こう感じてきたんだ』っていうところに優しく寄り添っていくことが、

子どもへ信頼感に変わるのです。

 

トラウマを愛に変える子育て

”お母さんがいつも笑顔でいなきゃいけない”ことなんて、ないんです。

そうしてるとね、『理想のお母さん』になっちゃうの。

お母さんだって1人の人間として一緒に泣いて、感情を出すことが必要。

子どもはわかってくれるから。

(子どもに)隠せてると思ってるのが、そもそも間違いで、子どもは全部、わかってます。

 

お母さん自身が甘えたかった、泣きたかった・・
それを実現させてくれるのが、我が子なんです。

 

よく、『子どもの前で泣いたらトラウマになってしまうんじゃないか?』って聞かれますが、トラウマは、どんな人でもあります。

 

だからトラウマを作らない子育てじゃなく、トラウマを乗り越えて愛に変えていく子育てをしていくのです。

 

編集部より

華香さんのお話は、ママとすべての子どもたちへの愛に溢れていました。発達に凸凹のある子への、全く違った角度からのお話は、ちょっとがんばり過ぎたママの心をいやしてくれます。

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『ひかりの子どもたちとそのお母さんへ』
↑是非、読んでくださいね。

 

インタビューアー

伊藤真穂
伊藤真穂
(発達凸凹情報サイト管理人)
PC講師、カラーセラピスト。
次男の自閉症をきっかけに2015年より発達障害に関してのママ向けのセミナーを主催。2015年11月に『発達凸凹情報サイト』をオープンし、オンラインで学べるセミナーや動画配信を行う。

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