悩み事解決策

発達障害児特有の【こだわり】原因と対応策のヒント

投稿日:2016年10月6日 更新日:

発達障害児特有の『こだわり』とは?
原因、症状、対応方法はどんなもの?

困り感を持つお子さんと接している方が悩まれることのひとつとして発達障害児特有の『強いこだわり』があるのではないでしょうか。
誰でも個性のひとつとして『こだわり(こだわること)』はあると思います。
それらの一般的な『こだわり』と困り感になるほどの『こだわり』の違い・対応について私の経験の中で感じたことを書かせていただきました。

 

一般的な『こだわり』との違いは?

誰にでも『こだわり』はあるのではないでしょうか。
たとえば服の好みだったり味の好みだったり。仕事や家事に対するこだわりなどもあるでしょう。『こだわりの〇〇』なんて言葉も目や耳にしませんか?
好みのようなもの・・と考えればわかりやすいでしょうか。
困り感に繋がるこだわりも、元はそれらと同じものではないかと思っています。

 

違うのは【想い(自我)の強さ】

その想い(自我)の強さが周囲との協調性や柔軟性に欠けてしまい、本人にも周囲の人たちにも困り感として捉えられてしまうように思います。

一般的なこだわりであれば場に応じて、臨機応変や柔軟に対応できることで、周囲との摩擦や衝突もなくトラブルに発展することがないのではないでしょうか。

男の子

こだわりの種類

こだわりと一言でいっても行動だったり、言い回しだったり、考え方だったりと様々。
その中で発達障害児特有の『こだわり』は
大きく【行動】【思考】の2種類あるように思います。

行動のこだわり

よく耳にするのが、物を規則正しく並べたり、一連の動きや言葉をくりかえしたりするような行動パターン。
オモチャを並べて遊ぶことや、好きな場面(映像)や音楽をくり返し再生することを好む。
通園・通学の家を出る時間へのこだわり、乗り物に乗る順番のこだわりなどもあります。

並んでおもちゃ

 

思考のこだわり

思考のこだわりは一見わかりにくいですが、『〇〇でないといけない!』というようなマイルールと呼ばれるもの。

たとえば我が子を例をあげると、

『自分の思い描くストーリー通りでなくてはいけない』というこだわりがあり、

ママは自分のことはなんでも知っていて何も言わなくてもすべて察し、困ったら助けてくれて当然。そうでなくてはいけない。
それをしないのは意地悪をしている。

・・・と本気で思っていました。
そのため思い通りにならなかった場合、『ママは意地悪をしている!!』と度々大癇癪を起こしていました。

他にはなんらかの順番にこだわるなどの、思考のこだわりが行動パターンのこだわりに繋がるものなども、ありました。

 

我が子は幼稚園の頃に、順番に対するこだわりで度々友達や先生とトラブルを起こしました。

同じ順番に対するこだわりでも理由が様々で、その事に気づくまでは何度もくりかえされるトラブルに頭を悩ませました。

 

『順番は守らなければいけない。守らないのは悪いことだ』とのマイルールで、トラブルになることもあれば、

 

『番号順に並ぶ』ではなく『◯◯君の後ろに並ぶ』と覚えていたために、臨機応変に対応できず注意を受けたことで、トラブルになることもありました。

 

こだわりの原因

では、なぜこれらのようなこだわりが起きるのでしょうか。

思考のこだわりは、
先にも書いたように【想いの強さ】が大きいと思います。
それぞれが何かしら思うことがあり、その想いを譲れないことが【こだわり】という形になります。

想い

行動のこだわりは、
同じ行動パターンをすることで『不安が和らぐ』『安心する』『リラックスできる』などの理由が大きく、自分なりに情緒の安定をはかっているのです。

 

親としての心構え

こだわりが原因で、周囲との摩擦やトラブルが起きてしまうと、親として思い悩まれることと思います。
それらも対応を工夫することで、こだわりが和らぐ場合もありますので、参考にしていただければ幸いです。

 

感情的にならない

トラブルが多いと、接している側も思い悩んだり疲れ果てたりして、つい感情的になってしまいますね。その気持ちはとてもよくわかりますが、一呼吸おいて冷静に。
正面からぶつかってもお互いヒートアップしてしまい、うまくいきません。まずは接する側(自分)がクールダウンすることが大切です。

けっこう難しいですが、子どもが落ち着けばご自身も楽になる!と思って、頑張ってみてくださいね。

子ども

問題や原因を冷静にみる

クールダウンができたら

・こだわりによって誰が、何が、困るのか(問題点)
・何にこだわっているのか
・どうしてこだわっているのか

これらを冷静に観察してください。

たとえば問題点として、

こだわりが原因で周囲との摩擦→トラブルに発展→本人が癇癪を起こす・・などがあるでしょう。
そこで『本人は何にこだわっていたのか?』

周囲が冷静に観察し、理解してあげるだけでも、『理解してくれた』という安心感で和らぐこともあります。

 

優先順位をつける

すべてのこだわりに目を向けてしまうと、本人もご家族も息詰まってしまいます。
まず周囲との摩擦や、トラブルの原因になっているものを優先に、対応してみてください。
今後トラブルに繋がるものは、長い目でみてお互いの負担にならない程度に、対応をしていくのがいいでしょう。

 

毅然とした態度で接する

トラブルの原因だったり、人に迷惑がかかるなどの場合は、毅然とした対応も必要です。
こだわりが強ければ強いほど、抵抗も大きく接する側も根気が必要ですが、毅然とした態度で根気強く向き合い、本人が妥協できる範囲を一緒に考えてあげてください。

 

一人で頑張らず相談する

こだわりやトラブルの内容が様々なように、それに応じて対処法も様々です。
まずは、問題点や原因を冷静にみれるようになると、ご家族だけでは対応が難しい問題などでも周囲へ説明や相談がしやすくなります。

相談

学校や療育施設、病院など公的施設はもちろん、こちらのサイトのような情報サイトなど様々なサポート形態がたくさんありますよ。
私達親子もたくさんの方達に支えられ、助けられてきました。

 

具体的にどんなことで困っている。などが詳しくわかれば、私も傾聴という形で相談を受け付けています。
どうか一人で頑張りすぎず、自分にあった場所で気軽に相談してみてくださいね。

ママたちへのメッセージ

我が子も情緒においてのこだわりが強く、それが原因でトラブルが頻発し、親子共に辛い時期もありました。
その為、些細なことにさえ神経質になっていたこともありました。
今にして思えば、私自身が我が子のこだわりによるトラブルで疲れ果て『こだわりはトラブルの基』という冷静な判断ができていませんでした。

冷静にみれるようになると、実は私が過剰に反応し、問題視していた部分もあったことに気づきました。

 

『周りから変な目でみられて可哀想』とか
『このままだと〇〇になる(いじめられる、トラブルが起きる等マイナスイメージ)』などの将来的なことに対する不安も大きかったのです。

 

そんな我が子もずいぶん成長し、たまに状態が崩れることもありますが、毎日朝から晩まで癇癪やトラブルを起こしていた頃に比べ、だいぶ穏やかになり笑顔も増えました。

 

この記事を読んでくださった方達も、
こだわりと上手に向き合い笑顔が増えることを願っています。
あなたは一人ではありませんよ。
一人で頑張りすぎないでくださいね。

 
 

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この記事を書いたひと

ペンネーム のんびりさん

のんびりさん

プロフィール

息子が診断を受け、息子の育てにくさや私自身の生きにくさの理由を知り、みんなと違った感覚を生かし、息子のような子達の不思議さの理由を探るサポートをさせていただいています。

ブログ→傾聴★のんびりお喋りルーム

 

 

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