不器用な子どもでも履きやすい上履き

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入園・入学準備に必須の「上履き」

一般的によくあるバレーシューズは、不器用な子どもにとっては履きづらいものです。

上履きが履けないだけで、イライラして何もかもが嫌になってしまったり、その小さなつまづきから園や学校そのものを嫌になってしまう場合もあります。

わが家の不器用な次男も、小学校入学後に、上履きがうまく履けなくていろいろな行動が遅れてしまったり、イライラして泣き出していました。

でも上履きを履きやすいものに変えただけで、朝のイライラがなくなり、笑顔で学校に通えるようになりました。

この記事では、特別支援学級の先生からのアドバイスを元に、不器用な子どもにも、苦労せずに履ける上履きをご紹介します。

代表的な上履き3タイプ

一般的に上履きというと、私達が子供の頃に履いていたバレーシューズを思い浮かべますが、今は様々な種類が用意されています。

バレーシューズタイプ

ごくごく一般的なバレーシューズタイプ。甲の部分をゴムのテープでホールドされています。

スーパーやホームセンターなどでも、安価で気軽に購入できます。また、カラーやデザインも豊富です。

バレーシューズタイプの上履き

シューズタイプ

スリッポンのような、足全体をしっかりと包み込むタイプ。

テープタイプ

甲の部分にマジックテープがついています。テープで調節できるので、甲の高い子どもも外履き感覚で履き脱ぎができます。

 

子どもが躓くポイント

上履き選びの前に、まずはどんなことに子どもは躓くのでしょうか?

前のストラップを巻き込む

バレーシューズタイプで甲の部分にストラップがある場合。

甲高の子どもは、履く時にストラップを巻き込んでしまいます。

巻き込まないようにするには、

  • 手を添えながら履く
  • 両手を使って履く
  • 座って履く

など、工夫が必要です。

かかとが上手く入れられない

足先はなんとかクリアしたものの、最後のかかとが入らない。

指を使って、かかとをひょいっとあげられればいいのですが、その動作は「後ろ手にかかとを押さえる」「かがむ」など様々な動きを同時に行わないといけません。

面倒だから、ついついかかとを踏んだままで履いている・・なんてこともありますよね。

テープを止められない

テープタイプはバレーシューズタイプが苦手な子にはとてもいいのですが、テープそのものをうまくとめられない場合もあります。指先にある程度力も必要です。

ずれてしまったり、脱ぐ時にはがすのが面倒で無理やり脱ごうとしてしまったり・・。まだ、外履きを自分で履けない子には難しい面もあります。

テープが気になる

これは、発達凸凹ちゃんならではの悩みですね。テープ式がなんなく履けたとしても、テープが気になって、何度もつけたりはがしたりしてしまう。

あのベリベリ感が面白いのか、暇だとついいじってしまう遊び道具にもなり得ます。

左右間違える

バレーシューズタイプなど、外履き以上に、見た目でも左右の差がわかりづらい場合があります。

 

不器用な子どもでも履きやすい上履き4選

特別支援学級の先生が教えてくれた、タイプ別おすすの上履きをご紹介します。お子さまの得意・不得意に合わせて最適なものを選んでください。

バレーシューズタイプ

バレーシューズタイプのいいところは以下になります。

  • 他の子と見た目の差がない
  • 色やデザインが豊富
  • 安価で買える

「自分だけ違うデザインはイヤ!」「あまり目立ちたくない・・」

という子には、まずはバレーシューズタイプで比較的幅広いタイプがおすすめです。

教育バレーDX

外反母趾、内反小趾対策というぐらい、足の指を締め付けないゆったりした構造になっているため、通常のバレーシューズよりやわらかく履きやすい構造になっています。

 

シューズタイプ

シューズタイプのいいところは、以下になります。

  • スリッポンのように履き脱ぎが楽
  • 足をしっかりとホールドしてくれるので安定する

イフミー(IFME)上履き

子ども向けシューズでおなじみのIFMEだけに、甲高・幅広にも対応しています。

かかとに紐があるので、うまく履けなくても「ここを引っ張るんだよ」と教えてあげると履きやすいですね。サイズも14〜24センチまであるので、高学年になっても使用できます。色もホワイト・ブルー・ピンクとあります。

 

アキレス 校内履きEX2型

このタイプは、発達に凸凹のない子でも、わりとよく履いています。生地も色合いもバレーシューズと変わりないので、シューズタイプがいいけど、あまり目立ちたくない・・という子にもお薦めです。サイズは15cm〜30cmと大人用まであります。

 

テープタイプ

シューズタイプより、テープで調節できるので甲の高い子どもや、スリッポンタイプでもすんなり履くのが難しい子どもにお薦めです。

 

教育パワーシューズ

サイズは0.5cm単位で14cm〜29cmまであり、カラーも豊富。

生地もやわらかく、テープをはずしてスッと足を入れて、自分に合わせてとめられるので圧迫感なく履けます。

水色やピンクの色もカワイイですね。

 

左右間違えないように履く工夫

うちの子もそうですが、幼児のころから何度言っても左右を逆に靴を履いていました。

私自身は、自分で履けるようになることを最初のステップにしていたので、逆に履いていても気にしていませんでした。

ところが、小学校に上がると先生方はどうしても気になるようです。

「左右が違うから転ぶ」とも言われました。(そうかな??)

そんなこともあり、左右を間違えないようにこんな工夫をしました。

マーカーで印を付ける

特別支援学級の担任の先生のアドバイスで、上履きの場合は、左右の中心にマークを付けました。

左右間違えない上履き

 

履く時に「マークを合わせる」ことを、意識してもらいました。

 

ヒモを縫い付ける

外履きの場合、黒や紺などの色が濃い靴はマーカーが見えません。

そのため、目立つ色の糸を縫い付けました。

 

事例)上履きを変えただけで、1日のスタートが変わった

上履きを履いている子どもたち

 

 

上履きを変える前

上履きを使わない園だったので、入学前に「上履きが履けない」というのは、全く想定していませんでした。

そのため、スーパーで売っている安い普通の白い上履きを用意しました。

入学後すぐに支援学級の先生から「朝、下駄箱で上履きを履くの時間がかかっています。支援学級の子どもたちは、シューズタイプやテープで止めるタイプの上履きを履いている子が多いです。」と教えてもらいました。

上履き選び

うちの子は、

  • 甲が高い(足が丸っこい)
  • かがんで履くのが苦手
  • かかとに指を入れて履くのが苦手

まず、バレーシューズタイプは甲のテープがヘロヘロなので、すっと足を入れられず、巻き込んでしまいます。

スリッポンタイプは、とにかく甲が高いので甲に合わせると、かなり大きなサイズの靴になります。

外履きもテープで止めるものを、自分で履き脱ぎできていたので、テープタイプにしました。

上履きを変えた後

まず、朝の玄関でのイライラがなくなりました。

スッと履いて、スッと教室に入っていけるので、大切な1日のスタートがスムーズにいきます。

実は、登校・中休み・昼休み・体育・下校・・・と、1日に何度も上履きの履き脱ぎは、あります。入学後はそれ以外にもたくさんの大変なことがありました。

上履き一つで、その「大変さ」が一つでも減ったので、小さなことですが本当に変えてよかったと思っています。

 

まとめ

大人からみるとなんてことないことでも、子どもにとっては、ものすごく大きなことだったりします。

手先の不器用さや、感覚の違いで、子どもにしかわからない「できない」があります。

 

頑張ってできるようにさせるのではなく、どうしたらできるようになるか?を一緒に考えあげることが、子どもを伸ばす近道です。

この記事が、ちょっと不器用なお子さんでも、小さな「できた!」が増えるきっかけになることを願います。

 

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