グルテンフリーで子どもはどう変わる?効果を高める食生活とおすすめレシピ

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和食

落ち着きがない、情緒が安定しない、集中できない・・・
いろんな療育を試してみたけど、なかなか効果がでない・・・。

年齢的にも、もうできることはないのかな?

その悩みは”食事を変える”ことで、軽減できるかもしれません。

発達障害の子どもの食事療法には、様々な方法があります。

この記事では、まずは食事療法の基本であるグルテンフリーについて、発達障害を持つ2人の子どもを育てた経験から、管理栄養士としての知識を活かし、発達障害の子どもを食事でサポートする活動を行う 幸せな食卓の惑星〜発達凸凹の子どもを食事で支援する方法〜 小林浩子先生 に伺いました。

「グルテンって何?」「なぜグルテンフリーがいいの?」「子どもにどんな影響があるの?」「食事療法とは?」

そんな食事療法の基本と、さらに効果を高める食事のヒント、レシピ開発を得意とする先生が教える、発達障害の子どもに必要な栄養素を考えたグルテンフリーレシピもご紹介します。

 

食事療法とその効果

グルテンフリーは、発達障害の食事療法の中の主要な取り組みの一つです。

では、発達障害における食事療法とは何でしょうか?

食事療法とは?

ここからは、一般的な食事療法の中でも、発達障害に関する食事療法に特化してご説明していきます。

発達障害の子ども達に見られる「癇癪」「落ち着きがない」「集中できない」「コミュニケーションが不得意」・・といった、子どもの”困り事”。

こういった表に出ている”症状”を軽減するために、食事からのアプローチで生きづらさを改善するための療法が、食事療法です。

食事療法の2つの基本

食事療法では、2つの考え方がベースになっています。

  • 足りていない栄養を「足す」
  • 良くない影響を与えるものを「除去する」

足し算と、引き算ですね。

食事療法の効果

食事療法は、ある程度の期間実践することで、こんな効果があると言われています。

  • 腸内環境が整う
  • 頭痛が治る
  • 下痢や便秘が治る
  • アレルギー症状が改善する
  • 落ち着いてくる
  • 前向きになる
  • 集中力が出てくる

※効果には個人差があります

 

グルテンフリーとは?

グルテンフリーとは、食生活の中からグルテンを除去することです。

広く知られるようになったのは、世界的テニスプレーヤーのジョコビッチがグルテンフリーの食生活をしたことで最高のパフォーマンスが発揮できたという著書「ジョコビッチの生まれ変わる食事」からではないでしょうか。

最近では、ダイエット方法の一つとしても人気です。

グルテンとは?

では、グルテンとはいったい何でしょうか?

グルテンとは、小麦などの穀物に多く含まれるタンパク質の一種。パンやケーキなどをふわふわに膨らませる性質があります。

グルテンの役割

私たちが普段食べているパンがふんわりとしているのは、グルテンの網目にイーストのガスが膨らんでいるからです。

ふわふわのパン

スポンジケーキも、泡立てた卵の泡が、焼くことによって小麦粉のタンパク質とともに固まり、ふわふわの食感になります。

スポンジケーキ

グルテンを含む食品

私たちが普段食べているものの多くに、グルテンは含まれています。

  • パン
  • 天ぷら
  • ラーメン
  • カレー
  • ピザ
  • 餃子
  • うどん
  • たこ焼き
  • ハンバーガー

・・・etc

グルテンを含む食品

これを見ると、「グルテンフリーにしたら食べるものがない!」と嘆くお母さんも多いですよね。

大丈夫ですよ。

グルテンフリーでも楽しく食事ができるおすすめのレシピを、後ほどご紹介します!

 

グルテンフリーの効果

それでは、発達障害の子どもにとって、グルテンを除去した生活というのは、どのような効果があるのでしょうか?

アメリカでの研究結果

アメリカの発達障害研究所の調査では、65%のGFCF(グルテンフリー・カゼインフリー)実践者に効果があったという研究結果があります。

アメリカでは、自閉症にグルテン・カゼインフリーが効果があるというのは古くから知られているのです。

具体的な子どもの変化

  • 腸内環境の改善
  • 頭痛がなくなる
  • かんしゃくがなくなる
  • 執着の改善
  • よく眠れるようになる
  • 視線をあわせるようになる
  • 学習能力の改善

・・・などなど。

※子どもの特性や状態によって個人差があることをご了承ください

特に、日常的にパンや麺を欲しがる、パンや麺を食べた後にハイテンションになったり、ぼんやりしたり、下痢や便秘の症状が出る・・・といった子どもには、改善の可能性が高いと言われています。

なぜグルテンフリーなのか?

では、なぜグルテンを除去することで、このような効果が得られるのでしょうか?

それは、

腸内環境を元気にするため

です。

発達障害の子どもの腸内環境

発達障害の子どもは、ほぼ例外なく腸内環境が悪いことがわかっています。腸内環境を悪くしている原因は様々ですが、その中の一つにグルテンの影響があります。

腸内環境が悪いと、未消化のタンパク質(グルモルフィン)が脳に到達してしまい、麻薬のような作用を引き起こしてしまいます。

  • 記憶が曖昧になる
  • 情緒が不安定になる
  • うつになる
  • 興奮しやすくなる

そしてハイになると、食欲は増進し、「もっと食べたい」という一種の中毒症状がでてしまいます。

腸内環境の改善

グルテンを除去することにより、荒れている腸壁を徐々に健康な状態に戻すことで、腸内環境が改善し、このような症状も軽減することができます。

 

効果を高める食生活

グルテンの除去はわかったけど、具体的にどんなものを食べたらいいの?と思う方も多いですよね。

答えは、日本の伝統食にありました。

古くから言われている「ま・ご・わ・や・さ・し・い・こ」です。

 

ま・・まめ(大豆、豆腐、納豆など)

ご・・ごま(ごま、アーモンドなど)

わ・・わかめ(わかめ、ひじき、昆布など)

や・・やさい(ほうれん草、人参など)

さ・・さかな(さんま、しらすなど)

し・・しいたけ(えのき茸、しめじなど)

い・・いも(ジャガイモ、里芋など)

こ・・こうそ(味噌、漬物など)

 

これらの食材をバランスよく取り入れることをオススメします。

和食

 

おすすめ簡単レシピ5選

管理栄養士の小林浩子先生おすすめの、グルテンフリーでも美味しく楽しく簡単に食事を楽しめるレシピのご紹介です。おやつレシピもあるので、まずはおやつからゆるく取り入れてみたい!という方にもおすすめです。

お料理編

【米粉のとんかつ】

とんかつ

市販のパン粉ではなく、米粉のパン粉を使います。揚げ物に必要な小麦粉も卵も使わないのにやわらかく簡単なとんかつレシピです。食事療法=質素な料理というイメージを覆しますね。

<材料>2枚分

豚肉トンカツ用  2枚
塩麹     大さじ1

米粉     大さじ2
水      大さじ2

米粉のパン粉  適量

揚げ油     適量

詳しい作り方はこちら↓
【夕飯】簡単!グルテンフリー☆米粉の塩麹トンカツ♪

 

【厚揚げの煮物】

厚揚げの煮物

カルシウム満点の厚揚げを使ったレシピです。お肉も入っているので、夕食のメインにもなりますね。

<材料>
厚揚げ 350gくらい(小10個だった)

豚肉 80gくらい(冷凍から)

しめじ 1パック

しょうが せん切り大さじ1

だし汁 2カップ

みりん 大さじ2

酒 大さじ1

甜菜糖 大さじ1

しょうゆ 大さじ3

詳しい作り方はこちら↓
【レシピ&栄養】カルシウム☆厚揚げの煮物

お菓子・おやつ編

【さつまいもとりんごのつぶし煮】

さつまいもとりんごのつぶし煮

食物繊維たっぷりで、ビタミン群も豊富なさつまいも。お砂糖なしでも自然の甘さで、おやつにもデザートにも最適です。ママの美肌効果も♪

<材料>

さつまいも
りんご

詳しいレシピはこちら↓
美肌効果☆さつまいもとりんごのつぶし煮 

 

【プチおはぎ】

おはぎ

市販のあんこはかなり甘めですが、自分で作るとほどよい自然な甘さになります。ご飯のやわらかさのヒミツもご紹介しています。

詳しいレシピはこちら↓
お彼岸におはぎ

 

【スイカとメロンのスムージー】

スムージー

ビタミン、ミネラルの補給には果物がおすすめですが、お子さまによっては果物が苦手な子もいると思います。また、発達凸凹ちゃん特有の感覚やこだわりから、「食感がイヤ」「種がついているのがイヤ」という子も・・・。

でも、スムージーならいけるかも?

詳しいレシピはこちらから↓
【スムージー】娘の残り果物で〜 スイカ & メロン

 

食事療法をもっと詳しく学びたい方へ

最初にお伝えしたように、グルテンフリーは発達障害の食事療法の手法の中の一つです。

食事療法には、他にも様々な要素があります。

詳しく知りたい方は、以下で学ぶ方法があります。

発達凸凹アカデミー

Basicコース 子どもの発達アドバイザー養成講座では、発達障害の子どもを伸ばす3つの柱を1回3時間✕3日間かけて学びます。小林浩子先生が担当する食事療法の授業では、米粉で作る簡単クッキーの実習もあります。

<カリキュラム>

・効果的な支援策(”褒める””約束させる”は効果のない支援?日常の困り事に効く支援とは?)

・タッチ&アロマケア(子どもの将来に必要な自己肯定感を育み、ママのストレスを減らすケア)

・食事療法(食事という内面からのアプローチで、子どもの生きづらさを軽減)

<受講方法>

不定期に開催される会場受講と、いつでもどこでもすぐに学べるオンデマンド受講があります。

詳しくはこちら↓
発達凸凹アカデミー「子どもの発達アドバイザー養成講座」

発達凸凹アカデミー

発達障害 自閉症の偏食 食事療法 湘南料理教室

管理栄養士 小林浩子先生の主催する料理教室です。

発達障害によい食事を研究し、料理教室やセミナーを定期的に行っています。

詳細はこちらのブログにて随時更新中↓
【発達障害 自閉症の偏食 食事療法 湘南料理教室】子どもの体質を食事で改善する方法 幸せな食卓の惑星 管理栄養士 小林浩子

 

まとめ

発達障害の療育方法は様々ありますが、その中でも食事療法はとても重要なベースになります。

食事は毎日のことだし、発達障害の子どもだけでなく自分を含めた家族全員に関わること。

普段の食生活を一気に変えるのは、とても難しいことです。

正しい知識を身に着けて、まずはできることからスタートし、ゆるく・長く継続していくことをおすすめします。

また、自分が変化を感じられないことには、長く続けていくのは難しいかもしれません。

 

まずは、お母さん自身が1週間、

グルテンフリーを試してみるのはいかがでしょうか?

 

心も身体もグンと軽くなりますよ。

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